(1783-1865) |
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江戸時代の蘭方医、植物学者。名は長順、字は竜夫、号は慾斎。 |
◆経歴 |
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天明三年、三重県亀山市の西村守安の次男に生まれ、大垣の医師飯沼長顕に学び、さらに京都の福井丹後守に入門、学成って大垣で開業し、長顕の嫡女・志保と結婚し、嗣子となった。 文化元年本草学の大家小野蘭山に入門した。これが植物学研究の発端となった。 |
◆逸話 | |
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慾斎は化学にも興味を示し、彼がたずさわったと思われる写真が残されている。 |
◆特記事項 | |
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「草木図説」には自筆の稿本も残っているが、その絵図は美麗である。 |
◆参考図書 | |
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松島博「近世伊勢における本草学者の研究」 飯沼慾斎生誕二百年記念誌編集委員会編「飯沼慾斎」 |